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「俺はカナを守る義務がある。そして、それに殉ずる権利がある。俺はカナ以外にこの眼を使わない。他の人間の色などどうでもいいことだ。俺は正義を信じていない。正義など考えたくもない。悪の方がよほど信じられるね。自分の欲望に忠実だ。」
ピシッとスーツを着こなしている男が右手に持つ封筒は、おそらく依頼内容が入っているのだろう。
「とりあえず、この封筒はおいておく。俺としては許せない発言だが、お前が言う分には“仕方がない”。この依頼所を作ったのは“組織”だからな。」
「そういう事だ。表向きは“依頼所”でも、裏じゃ俺の…っとこれは言うべきじゃねぇか。とりあえず正義のためとかぬかす組織は大嫌いなのさ。」
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