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翌日、約束通りリエの友達が家に遊びに来ました。
「リエちゃんはいいなあ。パパはカッコよくて、ママは可愛くて、妹のサエちゃんとも仲良しで……」
リエの友達は羨ましそうに言いました。
「そんなことないわよ」
リエは得意気に微笑みました。
友達はリエの正体を知らないのです。
「ねえ、例のアレを見せてよ」
友達は目を輝かせて身を乗り出しました。
「え~、ちょっとだけよ」
リエは後ろに隠していたピンクの手帳を見せびらかしました。
キラキラにデコレーションされた限定品の手帳です。
「いいな~」
「パパに無理を言って探してもらったのよ」
リエは友達に自慢しました。
その隣で、サエが眠り人形を抱いて心のうずきを噛みしめていることに気づかぬまま……。
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