第1話

5/30
前へ
/30ページ
次へ
日毎に息子の霊力は強まり 本人も自ら学んでいる様子の中 私は自分の背後霊などが気になり聞いてみた 『ねえ 私にはどんな人がついてるの』 『ちょっと待って ん~…あのね 一番前に居る人の影響が強いんだよ まず二人が前に居るよ 一人は巡礼する格好をしてる もう一人は良く働くおっかさんみたいな人かな~ ただ気になるのが白い犬が背後霊の中に居るんだよね~』 そう言うとしばらく黙ったまま… そして再び 『子供の頃さ、白い子犬を拾わなかった?急な階段を上がって左側の木があるところで』 私はふと過去を振り返り 直ぐに思い出した 『うん 確かに拾ったよ!お宮の木が数本生えてる下に居たから拾って雨があたらない お宮の建物の軒下に置いたんだよ~誰も飼ってくれなくて あの後、どうなったかは覚えて無いのよね』 息子はそうだったんだ~ そう言うと後のその犬の話をし始めた
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加