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「本当に、現場のお前は凄いよ。対応能力と判断力に追い付けない。」
「そうかな？教えようか？」
「是非頼む。」
「ラジャ！…じゃ、私はこれで。」
「は？何言ってるの？今からが本題だろうが。座れ！ハゲ！」
「うぐっ！」
「アララ。逃亡失敗。残念だったな。」
「退室しようか？隊長殿？」
「別にどっちでもいい。」
そのまま部屋を去ろうとした彼女の頭をガシッと掴み、無理矢理ソファに座らせた。
また逃げないように、再度彼女を囲う。
"本題"がどういうものなのか理解している彼女は、もう、俺と目を合わせずにいた。
下から覗き込むようにして彼女を見ながら話を進める。
「…それで？どうして離婚なんて考えたんだ？」
「……………」
「心の気持ちを教えて？な？」
「……………」
静寂に包まれた自室。
沈黙したまま俯く彼女が決意を固め、口が開くのをジッと待つ。
「……………」
「…だー！…何とか言えよコラ！…いでっ！」
「黙ってろ。成。」
「何すんだテメー！！」
その沈黙に耐えきれなかった成が陸に殴られた。
それを涙目で見上げた彼女。
(…やれやれ…しょうがねーな…)
彼女の気持ちは分かってる。だがこれは、ちゃんと話し合わなければいけないこと。
俺は、彼女を抱き上げると自分がソファに座り、膝の上に対面するように彼女を乗せた。
彼女の言う"夫婦会話スタイル"
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