あらすじ

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 時の石盤を利用し蓮が観た世界は、葉山雷斗所属する三年前の【ホープ】がSSランクミッション【試しの神殿】に挑む場面だった。  ホープを取り仕切るのは、強力な洞察力で人の心を掴むリーダーの結月。周りを固めるのは、誇り高き騎士道精神のアーツ。義を重んじ、一直線に突き進む凍夜。まだ、成長過程だが才能の片鱗をみせる雷斗。さらに、当時から最強だったシャーク。  意気揚々と挑む五人に待ち受けていたのは、運営チーム【ディスペアー】  神殿内のミッションは、全て運営側に有利に働く罠だらけのものだった。  自分がダメージを受けても、お互いを救う為に力を注ぐ雷斗と凍夜は罠を乗り越える。  結月を無事先へ進める為、自らが狂戦士の罠に掛かりながらもアーツは敵を撃破。  体の機能をいくつも遮断されたシャークだが、その多彩なスキルを駆使し先へと進む。  最終の間に待ち受けていたのは、運営側のリーダーであるルークとその部下のメディ。  戦いの中でルークが明かした絶望。それはクリアに必要な三つのアイテムのうちの一つを、ゲーム外に隠してしまったということだった。  それでも希望を捨てることなく立ち向かうホープではあったが、アーツの狂戦士の呪いが発動してしまい凍夜と共に戦線離脱。絶体絶命の状況の中、最強のプレイヤーが到着する。  激突する"絶望"と"希望"……それを制したのは――雷斗ごとルークを貫いた結月のグラネルだった。  死にゆく雷斗に結月は、自分の命と引き換えに蘇生スキル【ホワイト・クラッシャー】を発動した。新たに失われつつある結月の命。それを間一髪でシャークが石化する。  石化の謎を解き、チーム【ホープ】から文字通り希望を受け取った蓮は、帰還間際に悪魔のゲームの主催者影山から柚葉の不正を問われることとなった。 そして、  物語は、五人に新たな試練を与えていく……
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