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挨拶も終わった事だし帰ろうと背を向けようした時、美紀さんがはやてに言った。
「そうだ、はやて。お母さんとお父さんね、今からエルザちゃんとお話するのよ。その間、虹次君と遊んでてくれないかしら?」
……何を勝手な事を言っているんだと思いながら『八神夫妻と話するの本当か?』と 俺はエルザに視線で尋ねるが、エルザは小さく首を振る。
「あの……俺達まだやる「ええよ!私、虹次君と遊んでる。だからゆっくり話しててええよお母さん!!」…ってオイ」
『まだやる事があるんで帰ります』と美紀さんに伝えようしたがはやての言葉に遮られた。
「そう、わかったわ。じゃあ、エルザちゃんと虹次君、家に上がって」
「ですから、俺達まだ「もう!言い訳しひんで早よ入ろうや虹次君!!」……って、ちょ、ちょっと待てやオイ!!」
俺等の意思を聞かずに進む話に意見を言おうとしたら、はやてに手を掴まれ八神家に入って行くのだった。
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