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作者視点
八神夫妻が亡くなったニュースを見て、慌ててはやてが搬送された病院に訪れた虹次だったが
「ヒッグ……お父さん…エグッ……お母さん……何で… 私を……おいて……逝ってしまうんや…」
「…………」
病室からはやての泣き声が聞こえて病室に入るか躊躇していた 。
それを見兼ねたレイヴェルトは主である虹次に念話で意見を言う。
〈〔マスター早く入りましょう〕〉
〈ちょっと待て、レイヴェルト!その……〉
〈〔何を躊躇しているのですか?今のはやて様はご両親が亡くなった事で心が傷付いています……そ の傷を癒せるのはマスターしか居ません!どうかご決断を〕〉
「……私…独りぼっちに…なって…もうた」
〈っ!!わかったよ、ありがとな、レイヴェルト〉
〈〔お気にならずに、マスター〕〉
決心したのか虹次は病室に入ると、はやてに近付いて自分の方に抱き寄せた。
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