皇帝と魂の頼み

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虹次視点 「……こ、虹次君!?」 はやては俺が抱き付いた事に驚いている様だが、今はそんな事を気にしている場合じゃない。 俺はそのままはやての耳元に近付き囁く。 「何を言っているんだ、はやて。俺とエルザが居るのに、何ではやてが独りぼっちになるんだ」 「だ、だって私の足こんな風になってもうたし、 そんな状態の私と一緒に居たら迷惑が掛かると思うたんや」 「バーカ、そんな事で俺とエルザは迷惑だなんて思わねぇよ、逆に歓迎するさ」 そこまで言うとはやての身体が震えてるのに気付き、優しく背中を撫でながら続きを喋る。 「それに俺達はまだ子供なんだし、甘えても良いんだよ!だから遠慮しないで家に来いよ、はやて」 「……ほんまに!…一緒に居てええんか?……甘えてもええの?」 「あぁ、もちろん良いさ。それははやての特権なんだからなぁ」 涙声のはやての問いを俺は優しく答えた
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