皇帝と魂の頼み

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「よう、聖十の王」 …寝た筈なのに気が付いたら、地平線が見える草原に……金髪朱眼の俺?が居た 「っ!?誰だテメェー!此処は何処だ!!」 「そんな一度に聞くなよ、ちゃんと説明してやるからさ。まず、オレは魔性の皇帝(ダークサイ ド・ザ・エンペラー)、そしてお前の心の闇だよ。で此処はお前の精神世界だ」 右手で頭を掻きながら、俺の問いを答える金髪の俺……いや、エンペラー。 それにしても俺の心の闇に、精神世界か… 「ってことは、お前【ブリーチ】で例えると白一護的なポジションなのか?」 「まぁ、そんなところだな。でも、オレは奴みたいに身体を乗っ取るつもりはねぇから安心しな」 「本当か?」 「本当だ、そんな事よりもお前に逢わせてぇ奴が居るんだよ」 「俺に逢わせたい奴だと、一体誰だ?」 「後ろを見ろ、後ろを」 エンペラーに促され後ろを振り向くと、其処には二つの蒼い火の玉が浮かんでいた。
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