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「えっと・・・紡ちゃん、お父さんはどこ?」
「あっち、あっちー!おとーたぁーん!!」
紡ちゃんが指差す方向
柱の影に大きな金髪の男性がチラチラこちらを見ていた。
「た、太陽さん!?」
・・・だけじゃない!!!
太陽さんの後ろからもう一人・・・茶色い髪の毛にゆるーくパーマをあてた・・・あの人は
「ヒガシさんまで!?」
「やぁ、司狼くん。こんなところで奇遇だね」
「あ、あれぇ?司狼?なにしてんのぉ?」
あはははって爽やかな笑顔で手をふる太陽さんと、挙動不審なヒガシさん。
「・・・いつから・・・ここに?」
「えっ!?いや~紡ちゃんが新幹線が見たいーっていうから・・・ねぇ?太陽」
「いつから?そうだなぁ・・・【陽菜子が好きだよ】からかな?可愛い娘だったね。あれが小動物?うちのめぐみには負けるけどさ」
「ちょっ!!!な、なに・・・//////」
この人達・・・覗きにきたのか!?
「ごめん~!京太に聞いたら「司狼は帰ったよ~。ウサギちゃんを後で送るんじゃないかな」って言ってたから気になって~」
「趣味悪いことしてごめんね?司狼の恋の行く末が気になってさ」
・・・恥ずかしすぎるのと計画的な彼らの行動に俺はなーんにも言い返すことが出来なかった。
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