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「サム~お父様がお話が有るそうよ。」
母が呼ぶ声が聞こえた僕は明日の入学式の準備をしていたのを止めリビングのある一階迄階段をかけ降りた
「父さん!!」
「サムか、明日から始まる学校は父さんもおも入れのある学校だ。」
僕は好奇心旺盛のせいか座っていたがテーブルに身を乗り出すように言った
「どんな場所!?何が出来る!?友達沢山出来るかなぁ?」
「ハハハッ、ラフレシア学園では友と将来を語り、競い、お互いに高め合う場所だ。サム約束事がいくつかある。一つ上級階級や王族には例え後輩でも逆らってはならない、二つ競技大会では相手を殺さず、自分も死なない事、3つ私が良いと言うまでギルドには入らない事、守れるか?」
父は始めは笑っていたが最後には今まで見たことの無いような真剣な眼差しをしていた
父の言った事は全て僕を守る為の約束ばかりであった
「一つ上級階級や王族には逆らうな」もし逆らい決闘を申し込まれ負けた場合、相手の言うことを一族単位で聞き入れなければならない。上級階級からの決闘の申込みは下級階級は拒否出来ない。
この世界は階級が全てである。
「二つ競技大会では殺さず、死なず」競技大会では毎年死者が何人か出るらしい。
「三つ父さんが良いと言うまでギルドには入るな。」ギルドの任務で死んだ場合、天狗というレッテルを貼られながら死にその責任は自分の死以外で終えないからである。
「父さん、分かったよ。僕は将来帝になるんだ。帝になってこの世界をより良くしたい.」
僕は父さんに負けない位の眼差しで父さんを見つめた。
「よし、そのいきだ!!明日から頑張れよ。」
「うん!」
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