第6話
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その答えは 意外なほどすぐに出た。 僕は翌週の予定表を持って校長室を訪れていた。 「こりゃ……見事なもんだ」 僕の伯父でもある聖ロザリー学園の校長は 紙切れを手に驚嘆の息を吐いた。 「思った通りだ」 「すみません。僕の力不足です」 僕は素直に頭を下げる。 「いや、そんな意味で言ったんじゃないよ」 「だけどこれ……」 『キャンセル』 の文字はすべて消えていた。
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