第6話

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コスモスを活けた花瓶が倒れて 可憐な花は無残にも床に散乱した。 悪魔の微笑み。 「やめろ……っ!」 見かけによらず彼の力は強く 僕は抗えないまま――。 唇を奪われた。 「僕も見たよ、先生の夢」 羽交い絞めにされ 目を閉じる間もない。 まさに 一瞬の出来事だった。
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