第6話
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僕らは再び 距離をとって見つめあう。 「先生に怒られると僕――正直ゾクゾクしちゃうんだ」 興奮に息の上がった僕は 「――黙れ!」 声を荒げながらも 怒りとは別の感覚に戸惑う。 そうまるで 目の前の美少年と 淫靡な行為に及んだ後のような脱力感。 切ないほどの愛おしさ。 「なら、口を塞がなきゃ」 そして――募る渇望。
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