第6話
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妙な悪夢にうなされた翌日から 現実の世界でも 小さな異変が起こり始めていた。 「先生、先生――白石先生!」 パソコンに向かったまま放心状態の僕を 美奈子が真上から覗き込んでいた。 「うわっ……!」 「もういい加減、一度で返事して下さいよ」 カウンセリング・ルームの受付嬢は 呆れたように口をとがらせる。
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