第6話

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予約表を見てまず 目に飛び込んできたのは――。 「これは……ひどいね」 赤字で書かれた『キャンセル』 の文字。 「いきなりなんです」 聞けば、今朝になって突然。 カウンセリングの予約を入れていた生徒たちから 矢継ぎ早にキャンセルの電話が入ったらしい。 「先生、何かしました?」 「僕ですかっ!?」 美奈子にあらぬ疑いの目を向けられ 僕は飛び上がった。
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