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アリサ「それで、流華がどうしたのよ?」
ナノハ「うん。なんで流華君は私達を名前で呼んでくれかないのかなって。」
スズカ「そういえば、流華君って私達のことを名前で呼んだことないよね。」
アリサ「まあ、あたしもそのことは気にはなってたんだけど。」
ナノハ「友達としては名前で呼んで欲しいと思うけど。」
アリサ「友達……ねぇ。」
アリサちゃんは顔をニヤニヤしながら私を見てきた。
スズカ「友達……。」
すずかちゃんも私をニヤニヤしながら見てきた。
ナノハ「ど、どうしたのアリサちゃん、すずかちゃん。」
アリサ「だって……ねぇ?」
スズカ「うん、……そうだね。」
ナノハ「??」
アリサちゃんとすずかちゃんが顔をあわせて笑い、私は意味がわからなく首を傾げた。
シロウ「タイム!」
お父さんが合図をだし、最初に出ていた子が流華君入れ換えで、グラウンドに出てきた。
ナノハ「流華君!頑張って!」
アリサちゃん達がなんで笑ったのか気になるけど、今は応援してあげないと。
流華side
士郎さんが頃合いを見て、疲れがもっとも出ている人と交代し、グラウンドにたった。
ルカ(1対2で、残りのタイムは10分か。引き分けはともかく逆転は難しそうだな。)
「なあ、交代したやつって女子じゃないのか?」
ピクッ
「おいおい、他に代えの選手がいるのに女子を使うのかよ。」
ピキッ
「まあ、相手のコーチが女子なら手加減すると思ったんだろ?」
ブチッ
「ははは、違いないな。」
チームメイト「なあ、流華。………落ち着け。言いたいことはわかる。だから今は落ち着け、な?」
ルカ「……大丈夫だよ。溶岩が一瞬で凍らすくらい冷静だよ。ただ、相手の選手をどうやって僕を女の子と間違えた罰をあたえようかなと考えてるだけだよ。」
(((((こ、こえ~。)))))
その後、試合は1人男子の暴走によって11対2で翠屋JFCの勝利となった。
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