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「どうぞ、お座りください」
「ああ」
俺は女と向かい合うように座る
「本題ですがアナタには神の力が宿っています」
「神の力?」
「アナタは身長174㎝体重67㎏。けして恵まれた身体じゃないのに何故そんなに強いのか考えた事がありますか?」
「ない」
「それか神の力なのです!」
「じゃあ俺の他にその神の力を持ってる奴がいるのか?」
「そうですね…最近では、フランケンシュタイン氏とかが神の力が宿っていましたね」
古っ!
「じゃあフランケンシュタインは喧嘩が強かったって事か?」
「いいえ、フランケンシュタイン氏はアナタとは違い【頭脳】の才が宿っていました」
「なるほど、神の力っていうのは色んな種類があるって事か?」
「はい!アナタの力は【力】の才ですね~!」
俺には、この女の言ってる事を信じるしか選択肢は無い
「なのに…なのに…アナタって人は!この神の力を人の為に使おうとせずに、自分の私欲にしか使わないじゃありませんか!!」
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