第1話

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「可愛い~!」 コイツは犬塚小鳥 今年から中学3年生になる我が妹だ そういえば今日は始業式って言ってたな 「首輪してないって事は野良なのかな?」 小鳥は俺を抱き上げた なんだこの「妹から抱き上げられる」失望感… 「よかったらウチに来る?」 意外な言葉に俺は高速で頷く 「あれ?もしかして私の言葉わかるの?…ってんな訳ないよね」 ナイスだ 我が妹よ 俺は家に抱き上げられたまま家に入る事に成功した 「それにしても汚れてるね~」 当たり前だ 俺は学校から家まで長い旅をしてきたんだからな 「お風呂入ろっかっ!」 え゛!? ――――― ―――― ―――
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