第1話

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最近はろくに寝ずにパソコンで俺の情報を集めている 「ただいま」 小鳥が学校から帰った 「ちょびまる、ちょっと待ってね。着替えたらお散歩にいこ」 ちょびまるとは俺の事だ、独特な妹のネーミングセンス…はっきり言って止めてもらいたい 数分経つと着替えた小鳥がリビングに戻ってきた 「行こうか!ちょびまる!」 顔は笑顔だが目元には隈ができている 机の上にある俺のポスターを手提げバックに入れ玄関へ向かった 「今日は隣町でも行ってみる?」 「ワン!」 俺はこれしか言い返すことができない 「じゃあ行こう!」 「待って!!」 散歩に行こうとした小鳥を引き止める少女 「鈴姉ちゃん…」 コイツは[猫宮鈴] 俺の隣に住んでいる、俗に言う幼なじみだ 「小鳥…アンタまた遥を捜しているの?」 「当たり前だよ!お兄ちゃんは今迷子になってるだけだもん!」 どんな迷子だよっ!!
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