1、岩内乃里。
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重い体をおこし、ため息をつく。 窓から日の光が差し込み私の背中を押す。 ゆっくりと部屋を出る。 隣の部屋は弟の万里(まさと)が使っている。 ドア越しにイビキが聞こえる。 まだ寝てるなんて幸せだな。 そんなことを思いながら階段をおりる。 寝起きのときの階段は滑りそうで怖い。
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