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「シュウ様!!国王様がお呼びになっておられます…」 私はドキッとした。 しかし、シュウはピクリとも動揺もしていなく 落ち着いていた。 そして名残惜しむようにゆっくりと唇を離すと、 「リーネルも一緒に行こう」 私の手を握るとスタスタと使用人の方へと歩いていく。 そしてその横に並ぶとピタリと動きを止めた。 「次からはもう少しタイミングを考えて呼びに来てくれないか? 君…気が利かないね」 シュウの言葉で一気に血相を変えてしまった使用人は慌てて謝罪した。 「申し訳ございません!!国王様がお急ぎのようでしたので」 震え出す使用人を無視してシュウは歩き出した。
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