天才・笹島とクラスメイト

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「問題~?面倒なのはやだぞ。」 宮田は困った顔をして笹島に聞き返す。 「心配するな。むしろお前ら向きの問題だ。」 「ある女子が西高の不良グループと何か関わっていてね。あまりよろしくないんだよ。ついでに西高の連中も潰しときたいしな。」 「西高って言ったら木本の奴がいるじゃん。」 藤崎が言った木本というのは西高の不良グループのリーダーである。喧嘩が強く更になかなかに危ない人物とも関係をもっている。 「へー、面白そうじゃん。西高の奴らと喧嘩なんて。」 「でもその女子は大丈夫なのか?」 鍵山が話を割ってきた。やっぱり身長高いなぁ。 「その女子については心配ないよ。お前らのよく知る女だ。」 「?」 「瀬戸だよ。」 「……」 あいつかぁ……
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