天才・笹島とクラスメイト

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瀬戸っていうのは隣のクラスの女子で、4月から5月にかけてこの町で起きた事件の主犯でもある。 まぁ、そのことを知っているのは一部の人だけなんだけど。俺たちもその事件に巻き込まれたわけだ。 「瀬戸なら別にほっといてもよくねえ?」 俺は笹島に言った。何気に俺の初台詞。ほっといてもよくねえ?って……。 「瀬戸に関しては俺も心配してないよ。心配なのは瀬戸に巻き込まれたある男子生徒の方だ。」 「誰だよ?」 「吉高だ。」 ……あいつかぁ……。
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