プロローグ

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深いため息を付き帝は大旦那様の後を連れられ手続きをしに内殿する事になった。 城の入り口に受付があり仕方無く名前を記載すれば大広間に連れて行かれる。 合格の祝辞と宿舎の案内の後、部署が発表された。 どうやら五山の一つである蓬莱山白柱殿に勤務が決まりこれから寮生活かと思うと重いため息が零れた。 「帝君どうやら式は終わったようなので私はこれで失礼するよ。 仕送りは月に一度生活費を抜いた分を送りなさい。 それから手紙は送れる時にいつでもいい。 昇進出来る事祈っているよ。」 「ありがとうございます大旦那様。」 こうして帝の官吏としての人生が始まったのである。
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