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「……は?」
俺は彼女が言った言葉が理解できず、呆然とした。
それが気に入らなかったのだろう。
彼女は俺を睨み付けながら話した。
「だから、何でこんな所まで会いに来るのよ!!
嫌がらせ?それともフられた腹いせにストーカーしにきたの!?」
━━意味が解らなかった。
一方的に罵られ、悪者扱いされ、尚且つ何の理由も話さず一方的にフっておいて……?
更に彼女はまくし立てた。
「ストーカーでも何でもしたら良いじゃない?
私は絶対泣き寝入りしないし、絶対訴えてやるわ。」
そう言い終わると同時に彼女の横で電話対応中だった女性が彼女をなだめるように彼女に近寄いた。
「ち、ちょっと。
一体どうしたのよ?
ユキ、あんた仕事中でしょう?」
そう小声で彼女を宥めようとするが、彼女はまだ落ち着かない様子だった。
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