人質と脅迫

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久しぶりに遊び疲れた上、コウと散々シーツの中でお遊戯した私は、持て余すくらいの倦怠感を引きずりながら自分のマンションの前に辿り着いた。 始発が動き始める時間帯。この時間帯はクロークもいない。 セキュリティ、セキュリティ、セキュリティ。 誰もいない時はクロークがいないと、割と入るのが面倒臭いこのマンション。 セキュリティ? 一体何から私を守るんだろう? 今死んでもすぐ気づく人が一人もいない私を何から守るわけ?
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