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祭壇の上で微笑んでいる私の写真。 これは…先月和人と行った、群馬フラワーパークの花時計の前で彼が携帯で撮影してくれたものだ。 それを和人は、ただ瞳を揺らし、ぼんやりと見上げている。 「和人、しっかりしろよ。 ちゃんと麻里子さんを送ってあげないと…。 お前がそんなんじゃ、麻里子さんだって心配で成仏できないだろ」 和人の同僚の工藤さんが、そう言いながら和人の肩を叩いた。 「麻里子さ…。 この花時計の前で言ってたんだ。 私と和人には、あとどれくらい時間があるんだろうねってさ…。 だからこんな儚い表情なのかな…」 「でもお前、この麻里子さんがめちゃくちゃ可愛いんだって待ち受けにしてたろ」 工藤さんの言葉に、和人は小さく笑う。
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