1 短な三度寝。
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「……はぁ。」 カチカチカチカチ… 時計の秒針が響き渡る カチッ。 時刻は丁度、11時になった。 少年にとっては昼寝の時間らしい。 すやすやと眠り込む少年と寂しげな目で時計を見つめる青年が9階のロビーに2人だけ。 「…寂しいなぁ~。…あ!!」 北島は急に何かを思い出したかのようにバッと柊夜を見た。 「…寝てるよね?!(…今って…チャンス?)」
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