第1話

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某山脈の空の中、2つの白銀のファルケンが飛ぶ 「…降ってきたな」 オレは、流れる雪景色を横目に呟く 「《ガルム1・2、爆撃機の撃墜任務だよ、横槍が入る前に片付けられる?》」 無線から遥か上空の成層圏近くにいるホークアイ…俺達のオペレーターが、そう聞いてくる 「《大丈夫だ、問題ない》」 「《ガルム1、それは一種のフラグだぞ?》」 カラカラと笑うガルム2にイラッとしたが我慢して、エンジンを全開にし、加速する 「《怒んなよ、相棒》」 依然とクックと笑う二番機 「《…怒ってない》」 オレは、そう答え 「《やっぱり、護衛機もいるみたい、爆撃機が4に護衛機が12…手厚い待遇だねぇ…正直、うざい》」
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