27人が本棚に入れています
本棚に追加
/85ページ
某山脈の空の中、2つの白銀のファルケンが飛ぶ
「…降ってきたな」
オレは、流れる雪景色を横目に呟く
「《ガルム1・2、爆撃機の撃墜任務だよ、横槍が入る前に片付けられる?》」
無線から遥か上空の成層圏近くにいるホークアイ…俺達のオペレーターが、そう聞いてくる
「《大丈夫だ、問題ない》」
「《ガルム1、それは一種のフラグだぞ?》」
カラカラと笑うガルム2にイラッとしたが我慢して、エンジンを全開にし、加速する
「《怒んなよ、相棒》」
依然とクックと笑う二番機
「《…怒ってない》」
オレは、そう答え
「《やっぱり、護衛機もいるみたい、爆撃機が4に護衛機が12…手厚い待遇だねぇ…正直、うざい》」
最初のコメントを投稿しよう!