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「デ、デートってお前、何だよいきなり?」
「章人、ユキユキの告白断ったんだよね、それに特定の好きな人はまだいない、だったらもう早い者勝ちでしょ!!」
「な、何言って…………」
「こんなところで沈黙してるより、行動あるのみ、章人の心をあたしに向かせる、ユウユウ、リエリエ、スズスズ、ミヤミヤ先生、遠慮しあってる場合じゃないよね、というわけであたしは章人と今からデートへ繰り出します」
ガシッ
「ちょっ、おい、引っ張んなって………!?」
そう言い凛は章人の腕を取り外へと駆け出した
黒瀬家より少し進んだ住宅街
「オイ凛、デートって一体?」
「ふぅ、章人はあの重い空気の部屋にずっといたかったの?」
「お前……外に出る為にデートって?」
「ブブー、デートしようっていうのはほんとだよ、章人は……あたしとデートは嫌?」
「う…………」
………んな顔されたら、嫌なんて言えるわけねぇだろ、ったく
「どっか行きたいとこあるのか?」
「リスト!!リストはバッチリ作ってあるから大丈夫!!」
用意周到だな
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