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「あぁ面白かったー、次はどこ行こっかなー」
バッティングセンターから出て来た凛は行きたいとこリストの手帳を取り出し次に行きたい場所をピックアップしている
……ったく、楽しそうに選びやがって
ヒュッ ピタッ
そのとき章人の背中に妙なシールが張り付いたが章人はまったく気付いていない
ブゥゥゥーンッ
背中のシールが薄い光を放つと章人の足が勝手に動き出した
「うぉっ、足が勝手にどうなってんだ!?」
そのまま章人は自分の意思とは関係なく一人で街中を歩いて行ってしまった
「よし、決めた次はボーリング!!ってあれ?章人?」
ザッザッ……
「どうなってんだ?どこに行こうってんだ?」
進んで行くと大通りの広場で理英が待っていた
「章人、よく来てきれた………………」
「理英、やっぱりお前の仕業か?オレに何したんだ?」
「凛と遊んでいる章人を発見したから、このコントロールシールを章人の背中に貼り付けてここまで来てもらった…………………」
「コントロールシール?」
「そう、シールにあらかじめその人物に来て欲しい場所を書いて相手に貼り付けるとシールを貼られた人間は自動的にその場所に移動するようになる…………………」
「またさらりとすげーもん作りやがって、キテ○ツ君が」
「それほどでも、章人、今度は私とデート……………………」
「何でそうなるんだよ……?」
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