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それから上映が終わるまで約90分
しっかりエンドロールまで見たオレと理英は映画館から出て来た
「面白かった……………………」
意外にも映画に夢中になりラストの敵とのバトルシーンでは興奮していた理英が呟く
「まぁ、確かに………」
最初は乗り気じゃなかったが、仲間同士の友情もよく描かれていて、途中の何気無いシーンにもラストへ続く伏線があったりと飽きさせることなく、何よりバトルシーンもタイトルからは想像出来ないような迫力で不覚にも面白いと思ってしまった
「それに私達くらいの人も多くて良かった………………」
主に男性だけどな
「それが一番の謎だ、何であんなに男が多かったんだ？」
「面白いから………………？」
「まぁ確かに良かったけど……」
「それより、次は喫茶店で映画の内容をたっぷり語り明かす…………………」
「あ、あぁ……」
語り合うのかーっ、あの映画の内容を喫茶店でーっ、顔から火が出そうだな
理英のご希望通りオレ達は映画館から出てすぐ近くの喫茶店へ向かう
しかし、喫茶店へ入ろうとしたところをオレの身体は何者かに拉致られそのまま裏路地へ連れて来られてしまった
「な、何だ!?」
「フフ、捜したわよアキ君」
「み、美夜先!?」
喫茶店
「いらっしゃいませー、お一人様で宜しいですか？」
「えっ、章人…………………？」
さっきまで一緒にいた章人が喫茶店に入るなり消えた為首を傾げる理英
裏路地
「な、何のつもりだよ美夜先？」
「アキ君、あたしとデートしましょ」
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