サイレント・ラブ

4/55
前へ
/55ページ
次へ
短い逢瀬が終わりを告げる、その別れの間際、毎夜交わされるふたりの約束。 でも、それが叶わないことを、わたしは知っている。 嘘だと思ったことはない。 むしろ、彼は本気でそう思っているだろう。 それでも、それが実現する日は、永遠にこない。 くるはずがないのだ。 なぜなら、この恋は許されぬものなのだから――。
/55ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加