367人が本棚に入れています
本棚に追加
車内では怪談話で盛り上がっている。私は助手席で聞こえ無いフリをしていた。
『喉渇いたなぁ』
『淳、あそこに自販機あるよ』
私が指差す方向にぽつんと暗がりの中にあった。
丁度車が停めれるスペ‐スもあり、休憩する事になった。
『こんな中途半端な所に自販機あったんだ』
『前は無かったの??』
『ん~多分……』
淳(仮名)が首を傾げる、自販機の弱々しい光にも勝る真っ暗な夜の闇を見渡す。
…………
嫌な予感がする
こう言う時の予感て結構当たるんだよね……
最初のコメントを投稿しよう!