したたかな寄生虫

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今度は首に手をかけた。 意外と柔らかくてしっとりした皮膚の感触に妙な安らぎを覚えた。 意外と簡単かもしれない。人の命を奪うなんて事は。 レイラは私を振り払いたいどころか、むしろ恍惚としているような気がする。 グッと指先に力を込めた時だった。
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