129人が本棚に入れています
本棚に追加
/353ページ
パシ
↑
ジジィの拳を勇が止めた音ね
勇「ああ!? 何だと!?この老いぼれジジィが!? 本当のことを言っただけじゃねかー!」
ジジィ「……。」
カチャ
キイィ
↑
アクラスが椅子から立ち上がった音ね
アクラス「……ぅ。」
勇「オイ。どこ行くんだ?」
アクラス「……く、ぅ…」
バタン
ダッタッダッタ
↑
焼肉屋を出ていってどっか走った音ね
バッ
↑
胸ぐらを放した音ね
勇「放せよ」
ジジィ「…はあー」
勇「ビビったか?」
ジジィ「いんや? 10年前に接客したヤクザにはまだまだ。」
勇「んじゃ、もうちょっと…激しくしたらよかったな。ごっつええ的に。」
ジジィ「そこをごっつええ感じにすんなや。」
ガッ
ごくごく
↑
コップに入ってる水を飲んでる音ね
勇「はぁ~~~あ。 ……やっぱ『演技』って疲れるわ。 …なんで、死んでしまったんだろうな」
ジジイ「さぁな。 王族を殺害した目的がまだ不明だからな…。まぁ、身代金は要求されたが」
勇「……だとしても、俺は…守れなかったんだ。 アイツの両親を…アイツの大事なモンを……。失格だなぁ~俺って」
ジジイ「……。」
勇「…すまねぇな、終わった話をしてよぉ。 ジジイ、酒くれ…強いのを」
ジジイ「へい よ。…ほら、飲め。 アクラス君祝福祝で代金は奢りだ」
ダン!
勇「…へ、ありがとな。」
グビッ!
ゴクッゴクッ
勇「さぁ~って、『アクラス王子誘き寄せ救出作戦』行くかー!」
ジジイ「おう、行ってこい。 そんで、残党共を抹殺して来い!」
勇「ああ」
最初のコメントを投稿しよう!