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『そう言えば、アイツ…家族いねぇって、聞いたぞ?』
[うるさい]
『え?しょうなの?お父さんとお母さん居ねぇの? しらなかったあぁ~』
[うるさいうるさいうるさい。 キミ達には分かるものか]
『かわいそうにいぃ~』
[家族が殺されて……こんな気持ちになるのを]
『ま…いいんじゃね?アイツの家族がどうなろうが俺達に関係ねーし』
[ボク…って]
『そうだね~。 でも、王族が壊滅する所は、ちょっと気になるけどね~』
[なんだろう?]
『ハッハッハww』
[生きてて価値あるの? 死んだ方がマシ何じゃないの? いや、死んだ方がマシだ。 だって、父様や母様にも会えるし…]
『坊ちゃま…ご飯の支度がry!? 坊ちゃま!何しているのですか!?』
[死にたい]
『正気ですか坊ちゃま!?』
[死にたい]
『坊ちゃま…ココの方程式は…ッ!?坊ちゃまイケません坊ちゃま!』
『なんだ!?』
[…嫌]
『坊ちゃまが机の上にあったハサミを…自分の首元に…刺そうと』
[もう嫌だ]
『坊 ちゃま…』
[殺して 殺させて]
『さ…坊ちゃま。お休みの時間ですよ。』
『私たちはドアの外にいますので、何なりとお呼び下さい。』
グッ
ぐ…ぐぐ!
バタバタ
『…?坊ちゃま?』
『失礼します、坊ちゃry!? 坊ちゃま!?何をしているのですか!?』
[なんで?]
『何事だ!?』
[なぜ?]
『坊ちゃまが…縄で自分の首を吊るそうと……自殺しようとしたんです』
[なぜ僕を止めるの?]
『坊ちゃま…』
[分かんない。 ボクが生きてて…意味あるの? ……あぁ、父様や母様達と一緒に死ねたら、どれだけ楽だったんだろう。いつも思うよ]
死にたい
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