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「朔、買い物頼んでもいいかい?」
私は頷いた。
桂さんに買ってきてほしいものの書いた紙を貰った。
これなら私一人でも行ける。
私は桂さんにいってきますと伝えて町に出た。
色んなものがあって目移りしてしまう。
それは、毎度のことでもあるけれど…
「これと…これと…」
私は次々に買いたいものを言った。
この量の買い物も慣れた。
最初は多すぎて驚いたけれど、今では当たり前となっている。
「壬生狼や…」
店の主人が呟いた。
私は後ろを振り返った。
浅葱色の目立つ羽織で歩く壬生狼。
キッと睨んだ。
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