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そして、一歩ずつ近付いてくる。
来ないで…
「何で…何で…私なんですか…」
「貴女に興味が沸いたんですよ。」
男の人は壁に手をついた。
目の前にはその人の顔。
私は視線を地面に移した。
男の人は笑ったまま。
何がそんなにおかしいの…?
どうして、ずっと笑っていられるの?
「何か、喋って下さいよ。」
もう、限界…
私は思いっきり男の人の股間を蹴り上げた。
「いっ…!」
そのまま倒れた。
私はそれを避けるようにして走った。
藩邸に帰りたい…
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