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どうやら俺の刹那の疑問は全員の共通の疑問らしく、
「勇者が二人このクラスにはいるのか?」
とか、
「両方女勇者か…最近勇者の女子率高いよな」
とか、
「それより、その間にいる男子?…映えないね」
そこ。最後は大きなお世話だ。
で、二人の勇者様といえば、
「あなたも勇者?ふざけてるの?それとも、本当に?」
「ほ、本当よ………ほら、証書もある………」
前の……佐倉?は睨む。あぁ、俺じゃなくて後ろの清水を睨んでたのか。納得したが、やっぱり睨む理由がわからなくて納得出来なくなった。
そして、その直後、
ガタッ
立ち上がってた。何と無くじゃない、意味があっての行動だ。
「お前、今朝の!」
「え?………あぁ、あの時の」
その時、クラスにざわめきが。
「まさか、あの二人知り合い?」
「なんとも御都合主義だな」
「というかどこでどんな出会いをしたのが気になるな」
そんな声が飛び交う中、隼が立ち上がり、
「お前!いつの間に女の子と仲良くなってんだちくしょー!」
と叫び出した。
「今朝だっつってんだろバーカ!」
うっかり言い返してやった。
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