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俺たちの日課といえば、ゲーセンだ。
朝でも語り合ったように、本当にそれしか取り柄がない。隼は一応「侍」として頑張ればそれが取り柄になるしな………。羨ましいぜ。
「それはさておき、お前今回は何狙うんだ?」
「イエローバースト三曲目のアナザー解禁に、ブルーアステロイドの五曲目のエキスパート譜面のフルコンボかな」
ブルーアステロイドとは、ビートマスターズのイベントの一つだ。五曲目は曲の速度変化が激しいことで有名で、フルコンボ難易度はとても高いとされる。らしい。
「はぁー………そこまでやれるお前が羨ましいわ」
「やれてないけどな」
俺と隼は正直こんな話しかしない。故に、琴吹がちんぷんかんぷんな顔をする。
「あんたたちあれのどこが面白いの?」
「わかる奴にはわかるんだよ」
「逆にわからん奴にはタダのキチトークだけどな」
「まさに後者だわ」
「ですよねー」
「知ってた」
そうこう言っている間にゲーセンについた。
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