~午前11時~

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占「はいはい、いらっしゃい」 中からいかにもって感じの占い師の男性がやって来た 夕「私たちの将来を占って下さい!」 占「んんっ?よし、いいとも そこに座りなさい」 そう言われると、夕紀はバッと急いで席に着く 俺もあんまりノリノリではなかったが、夕紀に申し訳ないので席に着いた 占「じゃあちょっと待っててね?」 そう言うと占い師の男性はタロットカードのような物を取り出した 占「カードは示しているわ 君たち…………まだ付き合ってないでしょ?」 陸「??? …………いえ、付き合ってますけど」 俺がそう言うと男性は慌てながら次のカードをめくった 占「君!今すぐ部活を辞めなさい! さもないと試合で大ケガをするよ!!」 …………と、男性は夕紀のことを指差して言った 夕「わ、私……部活動やってません」 夕紀がそう言うと男性はまた慌てながらカードを次々にめくり出した 陸(…………嘘くせぇーー!!!) そんなことを思いながら夕紀を見ると、夕紀は真剣な顔で男性を見ている 陸(まさか……信じてんのかな?) そんなことを思いながら溜め息をつくと………… 占「あぁーーー!!!」 占い師の男性はいきなり1枚のカードを手に取りながら叫び出した 陸「…………どうしたんですか?」 占「ひ、引いてしまった……悪魔のカードを!!」 夕「ええっ!!!」 夕紀は口を両手で抑えて驚きを露にしている 占「こ、このカードが出たと言うことは………… 明日の午前11時20分に悪魔の攻撃を地球は受けることになる そして…………全員死ぬ!!!」 夕「…………えぇーーー!!!!」 陸(えっ、ゆ、夕紀!!?) ーーーーーーーーーーーーーー
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