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夕「もう信じらんない!!(怒)」
夕紀は怒りながらペンを走らせて学習する
夕「何も起きなかったじゃん!
インチキだったんだ!あの占い師!!」
俺は今頃気付いたのかと思ったが、敢えて口にはしなかった
それと同時にふと思ってしまった
この世界が闇に染まってしまった俺はどうするのだろうと……
でも…………その答えは簡単に分かった
陸(俺は……闇に染まる前に夕紀にもう1度伝えるんだろうな
大好きだって)
陸「なぁ、夕紀」
夕「ん?なに?」
陸「もし、本当に世界が終わるような時が来たら…………
お願いだからその時は俺のそばにいてくれないかな?」
突然の俺の質問に驚いた顔をしている夕紀
陸「夕紀のこと……好きだからさ
最後には俺のそばにいてくれな「む、虫ぃ!!!」
俺の言葉を遮りながら俺の後ろの方を指差す夕紀
陸「…………へぇ?」
俺はキョトンとした顔で後ろを振り向くと、壁に一匹の虫……と言うか蚊がいた
陸「…………はぁ」
俺はそう言いながら、窓を開けて何とか蚊を外に出した
夕「あぁ~、気持ち悪かった(汗)」
陸「…………なぁ、夕紀
俺の話聞いてた?」
ふとそんなことを思い聞いてみると……
夕「あはは……ごめん、何だっけ?」
案の定聞いていなかった
陸「ううん、何でもない(笑)」
陸(この思いが……いつか夕紀も思ってくれればいいな
願いが……叶うといいな)
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