~午前11時~

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夕「いつ来てもいいよね、ここって(笑)」 陸「ああ、そうだな(笑)」 俺たちは、俺たちが付き合えた場所 俺たちの原点である東梅川の展望台にいる 夜は絶景とも言える景色が広がっているが……今みたいなお昼には騒がしく人々が動いているのがよく見える 夕紀が先ほど言った『ここっていいよね』って言葉 それは桜央のみんながいない 俺たちだけの世界だからではないのかな って壮大に考えてみた(笑) 陸(どこかもっと……もっと遠くに夕紀を連れていきたいな) このまま時を超えて どこか遠く、誰もいない場所へ…… 陸(このまま俺たち2人を時が連れ去ってくれるならな……) そんなことを思いながら俺は夕紀の可愛らしい横顔を見ていた
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