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男2『実は…』
ほら話し始めた♪
男2『ここのところ、ここいらで“妖怪”が出るらしいんだ…』
沖『ようかい?』
なんだそれ…そんなの本当にいるの?
男1『夜な夜な、京の町に現れ、人を斬るそうなんだ…』
男たちはぶるぶると身震いした
男2『一匹は赤い髪をしていて、派手な格好をしてるそうなんだ』
“一匹は”ってことは…複数いるのか
男1『もう一匹は白い髪で何でも耳と尾があるそうじゃ』
白い…髪?
沖『ねぇ…その白い髪の奴って……どんな姿をしてるの?』
男1『姿?だから白い…』
沖『そうじゃなくて!形だよ、形』
男1『形?…あぁ…二匹とも人の姿に似ているそうだが…耳と尾があると聞いたぞ…』
それさっきも聞いたよ
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