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佐『マジかよ…三日月原って……あんな遠くまでか?』
斉『といっても夜だけだ。目撃情報は全て夜だからな』
平『夜か~』
だが、平助たちは浮かない顔をしていた…
それもそのはず、三日月原は京の町を見渡せる崖のようなところだからだ
新『でも、恩橋辺りまででいいんだろ?』
土『そうだ』
それを聞くと、平助たちは安堵の表情をした
恩橋とは崖の手前にある橋で、三日月原ほどは遠くない場所だ
桜『あ、あの~…』
そんな時、桜が恐る恐る声をだした
沖『どうしたの?』
桜『その噂について少し違うことを聞いてな…』
土『言ってみろ』
桜『あぁ…その妖怪が……“鬼のような角”を持っていると……』
土『なっ!?』
新『角!?』
全員が驚愕し、言葉を失った
桜『私も小耳に挟んだだけだ…』
土『鬼ってことか…?』
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