第6話 しいま

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関西国際空港を後にして高速道路を移動中。 桜崎麗華の頭の中は、少し混乱していた。 整理がつかない状況とは、この事だな。 とりあえず、もう一度運転手に声をかける。 「ソラ」 「シートベルト」 後部座席の二人が、シートベルトを締める。 締めながら、独り言の様につぶやく麗華。 「何処へ向かっているのかな?」 「国立研究所第17支部、淀川下流方面」
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