プロローグ

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「ここに通ってもらおうと思ってるの。」 そう言って、母さんはどこから出したのか、パンフレットを取り出した。 そのパンフレットには野原学園と書かれていた。 「ここは全寮制だから、一人で何かあったら…なんて心配いらないし…。どうかしら?」 俺はこの時、もうめんどくさくてつい軽く返事をしてしまった。 それが運の尽きだった。 野原学園…超がつくほどの金持ち学校だが、変な噂ばかりある学校だ。 色々な設備が整っていて、普通ならそんなとこに通えるなんて嬉しい事なのかも知れない。 その噂がない限り。 そして、俺は流されるように野原学園に通う事になってしまった。
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