第8話

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悪魔は少年の腕をねじあげながら 声にならない声で吠えた。 顔面蒼白の少年の手から ことりとナイフが地面に落ちる。 「――貴様!」 長い足がすぐに彼の顎を蹴り上げた。 「ノア――許して――」 眼鏡が飛ぶ。 彼の声なんて 当然悪魔の耳には届かない。
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